まくら飾りと納棺 枕飾り,枕だんご,枕御飯,納棺
ご遺体は、北まくらに寝かせ、顔は白い布でおおい、ご遺体の枕元に白木の台、又は、小机(白布をかける)を置き、次のようなものを供えます。
一本線香
線香立てに線香一本
一本ろうそく
燭台にろうそく一本(納棺後は2本立てる)
一本しきみ
花台にしきみの枝1本
お水
コップか湯飲みに水を7割程度入れ供える。
まくらだんご
上新粉を蒸すかゆでるかして作リ、六個又は七個を三宝又は小皿にのせる。
まくら飯
故人が使っていたご飯茶わんに、ご飯を丸く山盛りにし、御飯の中央にに故人の使ってい
た箸をそろえて突き立てます。線香とろうそくの火は絶やさないようにするのが一般的で
すが、昨今では家族だけで御守することが多いですし、火事等の心配がありますので、無
理をしないようにします。
納棺は、葬祭サービス店の係員の指示に従い、遺族の手により納棺します。今日では、着
物の上から、経かたびらをかけ、ずた袋や手甲、きゃはんなどをそろえて人れるのが一般
的になっています。(着替えをする地域もございます)。また納棺時にドライアィスや遺
体消臭剤(エンバーミング剤)を使用しますが使用方法は係員によくお聞き下さい。
はにわ-副葬品
日本古来より、土葬時には副葬品を入れ、また、魔除けとして壇輪や刀剣等を入れていま
した。現在の葬送は火葬が大半を占める様になり納棺時は都含上、燃え易い遺物に限られ
る様になります。(公害の発生するものや厚手の書物などの燃えにくいもの、カーボン製
品、眼鏡などのガラス製品、金属製品は入れることができません)詳細は葬儀社に御相談
下さい。神棚には半紙を正面に張り神棚封じをします。また、床の間にも半紙を張ります。
飾ってある人形は仕舞い、鏡台には覆いをかけます。これは主に神道からくる日本人の習
慣ですが、あまり気にしすぎるのもよくありませんので、仏様の寝ている部屋だけでよい
でしょう。